ココナッツオイルの選び方、4つの最重要ポイント。

「ココナッツオイルに興味があるけど、いろんな種類があってよくわからない!」という方へ、選ぶ際に気をつけたい4つの最重要ポイントを食品メーカーの目線でご紹介します。正しく選んで美味しく、気持ちよく、ココナッツオイルライフを楽しみましょう!

 

  1. 有機認証があるかどうか?

有機栽培(オーガニック認証)された農場で、有機認証されたヤシの実を使い、有機認証を受けた工場で製造されたココナッツオイルは、その証としてパッケージに認証マークをつけることができます。

 

農薬や化学肥料を使用していないため、安全で人にも地球にもやさしく、責任ある消費につながる選択肢として、世界中で信頼され普及しています。また、有機認証がある製品を選ぶことで、一定の品質が保証されます。

 

  1. 有機認証の種類

    • 🇯🇵日本の有機認証 有機JAS(有機ジャス) 農水省認定のマーク。
    • 🇺🇸アメリカの認証 USDA(ユーエスディエイ)。アメリカ農務省認定のマーク。
    • 🇪🇺EUの認証 EAURO LEAFなど
    • 🇨🇳中国の認証 中国有机産品。中国政府認定のマーク。
    • 🇩🇪ドイツの認証 Bio-Siegel(ビオシーゲル)。ドイツ政府認定のマーク。
    • 🇫🇷フランスの認証 ABマーク(Agriculture Biologiqueの略)。フランス農務省による認証のマーク。

 

 

世界各国の政府が中心となって、それぞれに厳しい基準を設け認証マークを作り、生産者や工場、食品メーカーがそのルールを尊重することで、安心できる食品を食卓へ届けています。この認証を得ていない商品は否なる場合も「オーガニック」と称することはできません。※もっと詳しく学びたい方は、オーガニックプレスのHPがオススメです。https://organic-press.com/dictionary/(引用元)

 

なお、こうした認証をつけることは、手間もお金も時間もかかりますが、消費者の安心・安全に繋がるだけではなく、食と豊かな地球環境の保全につながるルールなので、BROWN SUGAR 1STは大切に考え尊重しています。しかし、有機栽培に準ずる栽培をしているけれど、その負担の大きさを生産者さんが負えない場合もあります。その場合は、当社はその生産者さんを切り捨てすのではなく、小さく商品開発して世に出し、じっくり商売を育てることでゆくゆく認証が取れるようサポートして見守るようにしています。

 

未精製か、精製か?

ヤシの実の胚乳から抽出できるココナッツオイルですが、ナチュラルな製法で低温圧搾した未精製のココナッツオイルVCO、化学的に精製したココナッツオイルRBDと呼び、これらは大きく区別されます。

 

🥥未精製オイル=VCO
Virgin Coconut  Oil
(バージンココナッツオイル)

VCOは、自然の恵みをそのままいただくことを大切に考えるココナッツオイル。ヤシの実から低温圧搾した油を、加熱処理や化学処理を行わずにフィルターで純度を高めて瓶詰めする。加熱処理をしていないため、ビタミンやミネラルが豊富で、風味も濃厚であり、栄養価が高いのが特長。生産履歴がきちんと管理された高品質なヤシの実を使い、衛生的な環境で収穫・輸送・保管・加工されている。

 

🥥精製オイル=RBD
Refined(脱酸)
Bleached(脱色)
Deodorized(脱臭)

RBDは、化学技術により使いやすさと安さを追求したココナッツオイル。香りや風味が少なくレシピを問わずいろんな料理に使用しやすいのが特長。最終的に化学技術により脂肪酸組成を変えたり、漂白、脱臭することで、無臭・無色・透明品質になるのでヤシの実の品質や鮮度は問わないため、安価で商品化が可能。MCTオイルもRBDの一種。

 

 

どんなパッケージか?

1. 熱に強い瓶詰め

パッケージングもとても大切です。ココナッツオイルは寒い季節は固まってしまうという特徴があります。そのため、固まった時に湯煎できる容器であることが大切です。

 

2. BPAフリー

BPAとは、ビスフェノールAという化学物質のことです。内分泌系への悪影響が懸念される物質(環境ホルモンの一種)で、主に一部のプラスチックの原料として使用されており、BPAが含まれる容器から知らず知らずのうちに水分や油分と一緒に溶け出すことで、体内に取り込んでしまいます。

 

 

1997年頃から、内分泌系への悪影響が懸念される物質として世界的に話題となり、欧米諸国を中心にBPAを含む製品を避ける消費者が多く、海外では使用を制限している例も多々あります。特に、胎児や乳幼児への影響について懸念が払拭されていません。

 

例①:フランス🇫🇷(BPAを含み、食品との直接接触が意図されているあらゆる梱包、コンテナ又は調理器具の製造、輸入、輸出、販売を禁止)

 

例②:アメリカ カリフォルニア州🇺🇸(BPAを含む商品を提供する場合は、「明確かつ合理的な警告」を表示しなければならない)

 

例③:日本🇯🇵(BPAをはっきりと規制する法律はありませんが、1993年BPAのヒトに対する一日摂取量は0.05mg/kg体重/日と設定されましたが、禁止されてはいません。)参考:厚生労働省 また、海外からの輸入品を通して知らず知らずのうちに摂取しているということも十分にあり得ます。

 

気になる方は、今日からBPAフリーの商品を選びましょう。

 

3. プラスチックフリー

「せっかく体にも環境にもやさしい選択をしているのに、気がついたらプラスチックゴミがたくさん…!」そう思ったことはありませんか?健やかな体を育む、美味しい食品は、豊かな自然が育んでくれます。しかし、プラスチックは400年以上も生分解されません。それどころか、徐々に小さく砕けてマイクロプラスチックになってしまい、海や土、空気に混入し、食物連鎖などを通して体内に取り込んでしまいます。近年は母乳からマイクロプラスチックが検出されるというショッキングなニュースもありました。

 

BROWN  SUGAR 1STは「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選するという創業時からの理念に従い、できるだけリユース・リサイクル可能な包装に努めてきました。ココナッツオイルもプラスチック容器に入れたほうが、割れる心配もなく、軽い。そして、なんといっても安価です。しかし、あえてガラス瓶を使うことにこだわっています。洗って何度も繰り返し使えて、リサイクル率も高い瓶容器を積極的に採用しています。

 

スナック菓子などは、プラ容器の方が賞味期限も長くつけることができるのでプラスチックを使っている部分もありますが、生分解性の高いパッケージの進化をしっかりウォッチしながら、適宜リニューアルしています。

今の安さを選んで、未来の子供にコストを先延ばしにするのではなく、“今から!”。より良い未来につながる、より良い選択肢を一緒に選んでいきませんか?

 

  1. 企業の理念は?

商品を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?品質や機能性、値段、パッケージなどに加え、そのメーカーがどんな理念をもと、どんな目線で商品を開発しているのか?に関心を持って選ぶことを始めよう。

 

「安くて便利を追求!」という会社の製品と、
「地球に人にやさしく!」という会社の製品。

 

同じココナッツオイルでも生産の背景が全く違います。「買い物は投票だ」という言葉があるように、ココナッツオイルのみならず普段のお買い物の際に、メーカーの理念に少しでも関心を持つことから初めてみませんか?
ちなみに当社の理念は、「わが子に食べさせたいかどうか?」を基準に食材を厳選しています。2011年の創業以来、一筋に変わらず大事にしています。⭐️もっと詳しく→

 

これらの4つのポイントを参考にしながら、より良い未来の自分や地球をつくるものを選んでいただけたら嬉しいです。

 

 

BROWN SUGAR 1ST.
ベストセラーココナッツオイル

商品ページはこちら▶︎

< 読み物一覧に戻る

最新記事