薬膳の知恵で夏バテ知らず。自然の力でととのえる、からだの不調。

夏バテって何を食べればいいの?

 

昔から、薬膳を生活に取り入れてる叔母に聞いてみました。

毎日あつ〜いですね。ここ数年、「夏ってこんなに暑かったっけ?」と思う日々。つい冷たい飲み物ばかり飲んでしまったり、エアコンの効いた部屋に長時間いたりして、なんとなく体がだるい、食欲がない、寝てもスッキリしない……そんな「夏バテ気味かも?」と感じることありませんか?

私も、気づいたらアイスコーヒーを1日に3杯飲んだ!という日もあったり。なんとなく良くないよね、と思いつつ続けてしまっている習慣なのですが…

 

ちょうどこの前、薬膳のことに詳しい叔母に会うことがあったので、何に気をつけたらいいのか?聞いてみました。叔母によると、夏バテとは、

「東洋医学では“心”と“気”が消耗してる状態」とのこと。

ちょっとした対策夏の不調と、その“食べ方”による予防

 

夏は発汗も多く、つい冷たいものを飲みすぎて胃腸が冷えたり、内側からのエネルギー(=気)が足りなくなったりしがちなんだそう。そして、イライラしたり眠りが浅くなるのも、”心”が疲れているサインなんだとか。

 

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自然な甘さと栄養で、薬膳おやつ習慣をはじめよう

 

食欲があまりない気がする、

疲れやすい気がする、

睡眠が浅い気がする… あてはまりすぎる…!

 

でも薬膳って、特別な料理を作らないといけないイメージで「私には無理!」と思っていたのですが、叔母によると「なつめとかクコの実とか、昔ながらのおやつに使われてきたものでも充分」とのこと。

たとえば…

おすすめ食材①:なつめ(棗)

 

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中国では「1日3粒のなつめで医者いらず」と言われるほど、昔から女性の健康を支えてきた果実。薬膳では「養血安神(ようけつあんしん)」といい、血を養い、心を落ち着かせる働きがあるとされているそう。

疲れが取れない、寝つきが悪い、月経のリズムが乱れている…そんなとき、なつめは“心と体の土台をやさしく整える”存在に。

 

また、自然な甘みがあるので、甘いものを食べたいけれど罪悪感がある…という方にもおすすめ。食欲がない時や、胃が弱っているときにもすっと体に入ってくる美味しさ。

✅ 鉄分、カリウム、食物繊維、サポニンなども含まれており、栄養価も高い。

 

🛒 薬膳おやつ
□ドライなつめ
□フリーズドライなつめ&クコの実

 

おすすめ食材②:クコの実(ゴジベリー)

 

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赤くて小さな実の中に、驚くほどの栄養が詰まったスーパーフード。
薬膳では「補肝腎・明目(ほかんじん・めいもく)」とされ、肝臓や腎臓の働きをサポートし、目の疲れや視力の維持にもよいとされているそう。

 

現代のライフスタイルにおいては、パソコンやスマホで目が疲れやすい人、ホルモンバランスの乱れを感じている人、肌や髪の潤いが気になる人に特にぴったり。

 

また、ゴジベリーにはβカロテン、ビタミンC、鉄、亜鉛、ルテインなどが豊富で、抗酸化作用も◎。紫外線が気になる夏の時期には、まさに“内側からのUVケア”としても活躍する食材として認知されている。

✅ 軽くヨーグルトに混ぜたり、スープに浮かべたりしても使いやすい食材◎

 

🛒 薬膳おやつ

□フリーズドライなつめ&クコの実

 

おすすめ食材③:蓮の実(ハスの実)

 

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蓮の花が咲くころに実る蓮の実は、古くから滋養強壮や安眠のために用いられてきた漢方食材。薬膳では「養心安神(ようしんあんしん)」とされ、心を穏やかにし、不安や不眠を和らげる効果があるとされています。

 

また、体の余分な熱を冷ます“清心作用”もあるため、イライラしやすい・寝苦しい・のぼせる…といった“夏の心身トラブル”にぴったり

ほんのり上品な甘さと、モチッとした独特の食感で、満足感がありながらも胃腸に負担をかけないのも嬉しいポイント。

そのまま食べるとゴワゴワした食感なのですが、薬膳おやつではこの蓮の実を、サクサク手軽なスナックに仕上げています。

✅ たんぱく質、カリウム、マグネシウムなども含まれ、体を整える栄養もたっぷり。

 

🛒 薬膳おやつ
□蓮の実

ほかにも、夏に摂りたい薬膳的食材いろいろ

 

薬膳でとっても大事なのは、「旬のものを食べる」ということ。
季節に合った食材は、ちゃんとその季節の体に必要な働きをしてくれるんだそうです。たとえば…

 

🥒きゅうり

体の余分な熱を外に出してくれます。むくみにもいいみたい。冷えすぎないように、スープやピクルスで上手に取り入れて。

 

🍚 ハトムギ

体の中の“湿気”をとってくれるそう。
肌が荒れやすい人や、ちょっとだるいな~って時におすすめ。お米に混ぜ炊くと簡単に食べれてカンタン。

 

🫚 シソ・ミョウガ・生姜など

香味野菜たちは、気の巡りを良くしてくれるんだそう。食欲がないときでも、香りでふっと食べたくなります。

「冷たいものばっかりじゃ、体の中がびっくりしちゃうのよ」って

 

汗をかいて、冷たいものをとって、またクーラーの効いた部屋に戻って。
そんな繰り返しの中で、体がびっくりしてるんだ、ってなんだか腑に落ちました。体がびっくりしてストレスになって、いつのまにか糖分もたくさん摂っちゃってて、体が重だるくなったり、気分がふわふわ落ち着かなくなったり。気づかないうちに、“夏の疲れ”を引き起こすんですね。

 

だからこそ、アイスコーヒー、アイスクリームやジュースじゃなくて、素材そのままのおやつ習慣を始めましょう。

“薬膳おやつ”を食べてみる?

 

体にやさしい素材を少しずつ。
がんばりすぎない、でも自分をちゃんといたわる。
そんな習慣が、思っているよりずっと力になってくれる気がします。

 

毎日ひとくち、あたたかい知恵のつまったおやつで、
この夏を、自分にやさしく過ごしてみませんか?

 

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