「有機アップルソース」の産地カリフォルニア州セバストポルを訪ねて

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爽やかな酸味と滑らかな口当たりが特徴のアップルソースはりんごを煮つぶしただけのシンプルな食べもの。アメリカでは昔から多くの家庭で食べられている定番のおやつです。日本でもりんごはカラダにいい果物として知られていますが、アメリカでも同様に重宝されています。そんな栄養のバランスがすばらしいりんごをペースト状に食べやすくしたアップルソースは、子どもたちのおやつとしてだけでなく、離乳食、女性たちの美容食、グラノーラやヨーグルトなどのトッピングや肉料理のソースとしてなど、さまざまな形で食卓を彩り、老若男女に親しまれています。

 

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ブラウンシュガーファーストの「有機アップルソース」はりんご栽培の盛んな米カリフォルニア州にある老舗のりんご加工会社に製造を依頼しています。さらに、特筆すべきは原材料が有機りんごのみであるということ。そもそも日本において有機りんごは栽培が困難であり、価格も高価です。しかし、アメリカ西海岸は乾燥気候で昼夜の寒暖の差が大きく、病害虫が蔓延しにくいため、りんごをはじめとするさまざまな作物の有機栽培に適しています。そんな恵まれた自然環境の後ろ盾もあり、カリフォルニア州ではオーガニックという選択肢が人 々の生活に深く根付いています。

 

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それは子どもたちの食生活も同じ。WHOLEFOODSなど全米のスーパーにはオーガニックの離乳食やデザートが所狭しと並べられており、その代表格が有機アップルソースなのです。「わが子に食べさせたいかどうか?」をテーマにオーガニック食材を販売するブラウンシュガーファースト代表の荻野みどりがアップルソースに出会い、魅了され、販売を開始したのが約1年前。日本での知名度も徐々に広がりつつあるいま、彼女は再びアップルソースの産地、カリフォルニア州セバストポルを訪ねました。そこで彼女を待っていたのは、1年前と変わらないのどかなりんご畑の風景と、そこに暮らす人々のピュアでまっすぐな笑顔でした。

 

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撮影:濱田英明 文:引地海
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